皆さん、こんにちは!
先日、「野菜もお肉も摂れる美味しい炊き込みごはんを作るポイントが知りたい」というご相談を頂きました。
炊き込みごはんは、お好きな具材お好きな味付けでごはんと炊き込むことができる、非常に効率の良い料理だと思います。
しかし、ご相談者のおっしゃる通り、途中で味見ができない、食材によって向き不向きがあるのも事実です。
そこで今回は、炊き込みごはんを作る際のポイントをご紹介したいと思います。
ご相談内容①:【味が濃くなってしまう】
炊き込みごはんは、お好みにもよりますが、塩分濃度(全体量における塩の割合)が0.9%前後だと、美味しく仕上がります。
(調味していない具材を沢山一緒に炊く場合は、「少し薄いな、でも美味しいな」程度。)
ポイントとしては、炊飯前にだし汁の味をみて「少し薄いな、でも味はある」と思うくらいに調味すると丁度良い仕上がりになります。
注意※必ず生肉を入れる前に味見をしてください。
ちなみに・・・
塩分濃度0.9%を具体的な調味料で表すと、(具が少なく、2合を炊飯する場合の目安)
めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ3杯弱
めんつゆ(2倍濃縮) 大さじ4と小さじ1
中華顆粒だし 大さじ1と小さじ1
昆布だし(顆粒) 大さじ1と小さじ2
鍋の素は、商品によって塩気に大きなばらつきがあるので、ご自身のお好み(濃い味薄味)に合わせてお作りください。
その際に重要なのは、やはり炊く出汁の味をみて「少し薄いな、でも味はある」という程度が一番美味しくできます。
固形の鍋の素(鍋キューブ)の場合
⇒2合に対して1個(ただし、砕いて入れる) というのが使用者の中では一般的と言われています。
ご相談内容②:【炊き込みごはんが苦くなってしまう】
≪苦味の強い食材は下処理すれば軽減される≫
⇒苦味が比較的強い食材(菜の花やほうれん草、大根の葉など)は、炊くことによって、全体にその苦味がまわり余計に苦く感じてしまっている可能性があります。
お使いになる場合は、一度軽く塩ゆでしてから炊飯器に加えて炊くと色味もよく苦味も軽減されます。
菜の花や大根葉の苦味の原因は「イソチオネート」という成分ですが、水溶性で熱に弱いので、
さっとゆでることで苦味を抑えることができます。
(電子レンジでの加熱では、苦味が溶け出さないのでご注意ください)
また、葉物野菜は炊き込むと繊維が溶けてしまい、えぐみや苦味が出やすくなるので、
やわらかい葉物野菜を使う時は、炊き込んだ後に、茹でたものを混ぜ込むのもオススメです!
「ごはんde笑顔」では、秋におすすめの炊き込みごはんレシピも掲載中!
【さんま缶de秋ごはん】
最後に、野菜とお肉の炊き込みごはんレシピをご紹介します!
ごはんもお肉も野菜も一度に摂れる炊き込みごはんは、時間のない時にもおすすめの料理です!
是非、お試しください♪
【関連レシピ】
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