だんだん涼しくなり、過ごしやすい日が増えてきましたね☆彡
ただ、高齢者の脱水については夏に限らず、
1年を通じて注意する必要があります!
▶それはなぜなのでしょうか?
今回のコラムでは、高齢者の脱水についてご説明いたします。
人と水の関係
私たちの身体の水分量は、一定に保たれています。
成人では身体の約60%、高齢者になると約50%に減ってしまう水分量。
身体の大半を占める水分が不足すると、身体に様々な影響が出てきます。
高齢者が脱水を起こす主な原因
①口渇中枢の感受性が弱くなる。(喉が渇いた!と感じづらくなる。)
②食事量が少なく、食材から摂取する水分が不足している。
③肝臓の機能が低下しており、老廃物を輩出するための尿量の増加
④老化にに伴い、筋肉量が減少し、筋肉に蓄えられる水分量が少なくなる
⑤トイレに行く回数を減らそうと、意識的に水分摂取を制限してしまう
不足するとどうなる?
~実際に水分不足が起こると、どうなるのか、段階別でみてみましょう。~軽度:皮膚の乾燥(手の甲を軽くつまんだ後にすぐに元に戻らない)・
唇の乾燥・口腔内(口の中)の乾燥、普段湿っているはずの脇の乾燥
行動としては、【傾眠傾向(うとうとした様子)】が頻繁にみられる場合や、めまい・ふらつき、
手足の末端が冷たくなるといった症状が現れます。
中度:頭痛・吐き気を感じます。
体の水分量が不足しているため、汗をかかなくなり、排尿(トイレ回数)の減少・
体内の水分量の減少により、体重が減少します。
嘔吐・下痢など、明らかな体調異常が見られます。
重度:話しかけても反応がなく、意識がもうろうとした状態が見られます。
更に悪化すると、体が痙攣したり、意識を失う事があります。
小まめな水分補給で脱水症状は防ぐことが出来ます。
万が一、脱水症状が現れたら・・・
応急処置としては、経口補水液(水に、食塩とブドウ糖を溶かしたもの)を摂取しましょう。
水分と電解質の吸収を助けてくれます。
経口補水液は現在、さまざまな場所で販売されています。
上手に活用しましょう。
また、脱水症状に気付けるよう、日ごろから意識して水分補給と適度に見守る事が大切です。
次回のコラムでは、
上手な水分補給の方法・水分補給を拒否をされた場合の対応についてご紹介いたします。
引き続きご覧ください♪
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