多職種連携の重要さ

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65歳以上の方の、窒息や誤嚥の原因となった食べ物第1位は何だと思いますか??



なんと「お粥」なんです(東京消防庁調べ)



お粥と言えば柔らかくあまり噛まなくてもいい消化に良いものというイメージがありますが
水っぽいお粥は注意しないと水分だけが気管に入りむせる=誤嚥の原因となることがあります。



この記事を目にしたとき思い出したことがあります。


以前に勤めていた施設でのお話です。


お食事中のご様子を見学に行ったとき
あるお客様のお粥が水っぽく、お茶漬けのようになっているのを発見しました。



スプーンについた唾液がお粥のでんぷん質を分解し離水してしまうことは
知識としては知っていましたが、実際目の当たりにするととてもショックでした。



このままではいつ誤嚥が起きてもおかしくないと思い
管理栄養士、調理スタッフ、看護士、ケアスタッフを巻き込んで
離水することがない「お粥ゼリー」を試作することにしました。



≪温かく、見た目も通常のお粥と変わらない≫を目指し
多職種で連携しながら何度も試作を重ねました。



そしてついに離水せずお客様が召し上がっているご様子を拝見し
皆で「よかった~」と安堵しました。



ゲル化剤など嚥下補助食品は、その頃よりも開発が進み
今では選びきれないくらいに種類が増えました。


その中からどの商品が良いのか選ぶには、多職種連携は欠かせません。

お客様の嚥下状態を把握した上で相談をしながらより良いものを選び、
安全なお食事作りにつなげることが大事なのではないでしょうか。


十数年前の出来事ですが、今もそのことを胸に奮闘する毎日です。



 

 
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