2019/01/30 栄養士コラム LINEで送る Tweet あるターミナルケアのお客様のお話です。夏の暑い日に水分を中々摂取して頂けず何か良い方法はないかと考えていました。お茶、麦茶、スポーツドリンク、アイスなど色々試してみるも、どれも拒否されてしまいました。そんな中、看護師の1人が小さい時に風邪をひくとスポーツドリンクを温めたものをよく飲んでいたと聞きもしや と思い試してみることに!!すると、一口、また一口とスムーズに召し上がったのです。夏の暑い日だから冷たいものと私達は勝手に決めつけ冷たいものばかりをお勧めしていましたがお客様が望んでいらっしゃったのはそうではなかったのです。また別のお客様のお話です。お茶などのお飲み物は冷ましてから召し上がる方でお食事も熱々ではないほうが良いとの指示があったのでそのようにご提供していました。ある日、受診の時間の都合で、出来立てのお食事を召し上がっていただくことになりました。冷ます時間がなく、泣く泣くいつもより熱めのご飯と味噌汁をお出しするととても美味しそうに召し上がっていたのです。「お食事は熱いほうがお好きですか?」と伺ったところ「うん!!」と頷いて下さいました。こうだからこうと勝手に決めつけず色々な角度から、色々な方法で対応させていただくことが大切だと感じたエピソードです。 【関連コラム】*美味しいおかゆの作り方(動画)*多種連携の重要さ*決めつけない!というアプローチ*好きなお食事は毎日でも食べられる*頑張らなくても美味しく簡単に楽に安全に*【噛む】ことの大切さ*噛みにくさを感じる方へのお食事の工夫*タンパク質を摂って、健康寿命を延ばそう!*脱水を防ぐ!高齢者の水分補給について①*脱水を防ぐ!高齢者の水分補給について② LINEで送る Tweet