なぜ、お粥は食べているうちにサラサラになるの?

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『しっかりとろっとしたお粥を作ったはずなのに、

   なぜだか食べているうちにどんどん水っぽくなってしまう』

そんなことありませんか?

それにはちゃんと理由があるのです。

実は、お粥の粘りは「デンプン」というブドウ糖の塊によって作られているのですが、

ヒトの唾液に含まれる「アミラーゼ」という酵素が「デンプン」を分解してしまうことによって

サラサラになるからなんです。

繰り返し口に入れたスプーンでお粥をすくうことで、唾液に含まれるアミラーゼによって

お粥のデンプンが分解され、サラサラになってしまいます。

むせ込みが気になる方でお食事に時間がかかる場合は、取り皿にとって召し上がって頂くと

サラサラのお粥でむせ込んでしまうのを防ぐことができると思います。





デンプンとアミラーゼの関係性


デンプンの鎖をアミラーゼがチョキチョキ切り離してしまうのです!


唾液でサラサラになるのはお粥だけではない!


お粥のほかにも、あんかけの餡も食べ進めるうちに水っぽくなってしまう原因も同じです。

あんかけは、最後に水溶き片栗粉でとろみを付けますが、片栗粉にもデンプンが含まれているため、

食べ進めるうちにアミラーゼによって徐々に分解されて水っぽくなるのです!

最後までしっかりした餡を召し上がりたい場合は、取り分けるためのスプーンを用意して、

食べる分だけ小皿に取って召し上がることをオススメします♪



 

味見にも注意!


 味見の際に、口に入れたスプーンや箸などで調理を続けると、お粥やあんかけは時間とともに

サラサラになってしまうことがあるので、気をつけてください。

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