セントケアお食事相談窓口【ごはんde笑顔】に、
「高血圧気味の家族のために、塩分控えめな食事を作りたいが、
塩を控えると美味しくできないので、コツなどを教えてほしい」
というご相談を頂きました。
そこで今回は、「塩分を控えるコツ」と「減塩でも美味しいレシピ」をご紹介します!
まずは、以前ご紹介している「塩分を控えるコツ」についてのコラムをご覧頂ければと思います。
塩分を控えるコツ☜こちらをクリックして頂くと記事がご覧頂けます♪♪
今回は、塩分を控えても美味しく食事を楽しみましょう!という内容のご紹介ですが、
減塩とは、“塩分が少なくても、味を濃く感じることが出来る方法を取り入れること”だと思います。
塩は、身体にとって必要なものなので、過剰摂取も良くありませんが、不足しすぎると体がだるくなったりむくんでしまったりすることもあります。
高血圧の原因は、食塩の摂りすぎの他にも、ストレスや運動不足、体質など様々な要因があります。
その中でも今回は『美味しく減塩!』をテーマに、いくつかレシピをポイントとともにご紹介します。
≪“美味しい”と感じる要素≫
味の好みは人それぞれですが、一般的に食塩濃度(全体量に対する食塩の量)が主菜では1%~1.1%、
汁物では0.9%前後が美味しいと感じる方が多いです。
味は食塩濃度だけでなく香り、食感など様々な要素によって「美味しい」と感じることができます。
料理は科学!とよく言いますが、塩分を減らしても美味しく感じる一工夫で日々のお食事を楽しい時間にしたいものです♪
ここで、塩分を控えるコツを取り入れたレシピ5つご紹介します!
★レシピ名をクリックすると、写真付きレシピがご覧いただけます。
◎酸味を効かせる
◎香味野菜を使う
《ポイント》
塩分はめんつゆ(小さじ2)のみなので、1人分の食塩相当量は約0.7g
一般的な魚の甘酢あんかけの食塩相当量が1.3~2.4g前後なので、かなり少ない食塩量ですが、
生姜をしっかり効かせて、お酢の酸味で味を強く感じ、しっかり味を感じることができます。
◎酸味を効かせる
◎香味野菜を使う
◎コクを出す
《ポイント》
塩分は、ポン酢(小さじ2)のみなので、1人分の食塩相当量は約0.48g
生姜やにんにくといった香味野菜、ポン酢の酸味により、味を濃く感じるほかに、
きのこを多めの油で炒めることで、油を吸いコクが出ます。
油は諸説ありますが舌の上で分解され脂肪を舌が感知して、味を伝達しやすくなると言われています。
◎コクを出す
◎香味野菜を使う
《ポイント》
塩分は醤油(大さじ1)のみなので、1人分の食塩相当量は約0.79g
主菜としてはかなり塩分控えめですが、しっかり味でごはんが進む一品です!
豚バラの旨味を含んだ油をなすが吸い、香味野菜であるにんにくの芽と
一緒に炒めることで、少ない調味料で味を濃く感じることができます。
◎だしを効かせる→食材の旨味を活用する
《ポイント》
塩分はみそ(小さじ2)のみなので、1人分の食塩相当量は約0.42g
すべての食材を一緒に電子レンジで加熱して、ささみから出た旨味に調味料を溶かして和えるので、
旨味を感じやすく味もより濃く感じます。
また、だし入りみそを使うことで、旨味を補強し減塩しても
美味しく仕上がります♪
◎コクを出す
《ポイント》
塩分は和風ドレッシング(大さじ1と1/2)のみで、1人分の食塩相当量は約0.42g
予めしめじを油で揚げて和えることで、コクが増し、より味を濃く感じることができます!
また、きのこを揚げ焼きにすることで、適度に水分が飛び、うま味が凝縮されます。
お食事相談窓口サイト「ごはんde笑顔」では、減塩レシピ、カリウムを抑えたレシピ、
やわらかレシピなど介護食レシピも多数掲載していますので、是非お試しください。
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「ごはんde笑顔」では、これからも介護食レシピをご紹介して参ります!
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